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Whiplash/セッション - 芸術と創造と苦悩。

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音楽をテーマにした映画が大好き。この映画のことはどっかで聞いたか宣伝ポスターを見たことがあったくらいでよく知らなかったんだけど、BAFTA(英国アカデミー賞)でこの作品が結構ノミネートされてて、そして助演男優賞で賞取っていて興味がわいてきた。

 

 

と言っても、劇場へはほぼ勢いで行ったので映画のリサーチもままならないまま。知っていたのは先生役?の彼が猟奇的な役であるということ。一旦本編が始まってしまえば、ドラムをメインとした音楽と、彼が登場する場面の緊張感であっという間に映画の中に引き込まれてしまったのだけど。

ジャズ音楽を題材に、芸術と才能をどう解釈するかを見る人に考えさせる作品だと思った。この作品では、ハードでストイックなアプローチが人を感動させ歴史に残る芸術をもたらす、という結果になったのだけど、いやいやそうじゃないよね、という余韻も残している。

ほかに、芸術に対しての苦悩と創造を別の観点で説明しているのがこれ。


Elizabeth Gilbert: Your elusive creative genius | Talk Video | TED.com

 

あとは、売れないミュージシャンの苦悩を書いたこの本。


I Choose This - How to Nearly Make it in the Music Industry eBook: David Ford: Amazon.co.uk: Kindle Store

売れないっていうのは失礼な話。彼は立派にプロとして成り立っているから。

二人ともトム・ウェイツのことについて言及している。彼の音楽はあまりしっかり聞いたことないから、これも要チェック。

ちなみに私はジャズの知識はゼロ。でも、ジャズの感覚というものがこの映画で垣間見れた気がします。その点でもこの映画から得られるものは多い。