ゲルリッツ ‐思ったことをランダムに。移動編
先日ベルリンに行った際、そのついでに日帰りでドイツ最東端の町を訪れた。町の名前はGörlitz。日本語ではゲルリッツと書かれるよう。実際の発音はギュェーリッツ、でしょうか?
オフピークの往復チケットが44ユーロ。当日に駅の販売機で買える。電車は1~2時間に1本しかないから入念にスケジュールを調べておいた。ベルリンのAlexanderplatzからREでCottbusという駅に行ってそこからさらに別の電車に乗り換えるらしい。しかもコットブスでの接続時間がたったの5分。駅で迷ったり1本目の電車が遅れたら次の電車まで1時間以上待たなければいけない。。。
1本目の電車はこんな感じ。ミーハーなので2階の席に座る。
Cottbusは終点。ここまで1時間ちょっと。2本目の電車のホームが事前に調べておいてた情報と違ってて、駅で慌てて走ることに。しかも大雨で大変だった。
無事に2本目の電車に乗り込み出発。内陸の電車でしょ?なんでシートが海っぽいデザインなの?
小さい電車だけど車内販売もあるらしい。
この路線はどうやら単線のようで、駅で反対方向の電車とすれ違うことになってる。とうとう田舎に来てしまった感が高まる。電車なのにボタンを押さないと止まらない駅もあるらしい。途中からは駅名がドイツ語とポーランド語の2か国表示になっていた。とうとう国境に来てしまった感が高まる。
途中の駅があまりにも閑散としてたので、ゲルリッツもあんな感じだったらどうしよう。と不安になるが、実際に駅に着いたら大きくてびっくりした。近代的ではなかったけど。ベルリンから2時間半の旅。ほかにはドレスデンからも来れるらしい。
ドイツ人も知らないような町をどうして知ったかというと、たしかグランドブダペストホテルという映画を見たあとに、映画のことをウィキペディアやIMDbで調べてたらロケ地がドイツのこの町であることが判明。そしてサッカーの元ドイツ代表のMichael Ballackの出身地でもあるらしい。ドイツでは珍しく戦争の爆撃の被害が少ない町で、美しい街並みが残ってるらしくどうしても一目見たくてはるばる行ってきた。
またゲルリッツは、国境の町であり橋の向こう側はポーランドであるらしい。ストラスブールもそうなんだけど、川越えただけで言葉や雰囲気が変わるのは島国出身の私にとってはとても興味深い。
ちなみに家出る前にひっつかんできたFIGAROのドイツ特集にゲルリッツが出ておりました。なんという偶然。地図もなにもなかったから助かった。
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